物理学を専攻している22歳です。大学院生はこんなことを考えています。


by kohno-knj
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西宮湯川記念賞

湯川秀樹博士は、兵庫県西宮市在住中に
「中間子論」を発表し日本人初のノーベル賞を受賞しました。

同市はこのことを記念して、様々な西宮湯川記念事業を行っています。
その中の1つに理論物理学の研究を奨励するため、
若手研究者(40歳以下)の顕著な研究業績に対して、
「西宮湯川記念賞」を授与しています。

そして2005年度の「西宮湯川記念賞」の受賞者に、
東京工業大学大学院助教授の白水徹也博士(36歳)が選ばれました。
白水博士は、宇宙物理学(理論)の分野において卓越した研究が評価されたそうです。
受賞研究は「ブレーン宇宙上のアインシュタイン方程式」です。

白水博士は1991年に山口大学理学部を卒業されました。
つまり私の先輩にあたるわけです。
そして京都大学大学院の天体核研究室進学され、
1996年に博士号を修得されました。
いくつかの研究職を歴任された後、
2002年に東工大大学院助教授に着任され現在に至ります。

私と白水博士の間には直接的な関係はありませんが、
山口大学在学中に白水博士の卒業論文を読ませていただきました。
卒論は一般相対論および宇宙論に関するreviewであったと記憶しています。
博士は当時からブレーン宇宙論やブラックホールの理論などに
興味を持たれていたようでした。
私の卒論は一般相対論およブラックホール(ホーキング輻射)に関する
簡単なreviewでした。
そのときに白水博士の卒論を参考として読ませていただいたというわけです。
(もちろん博士の卒論の内容の方が高度であったことは
言うまでもありません。)

大学の先輩がこのような権威ある賞を受賞されたことは、
後輩の我々にとって大きな励みになります。
現在、私自身は宇宙物理から離れていますが、
理論物理という点では同じです。
また将来は宇宙物理に関する仕事もしたいと考えています。

博士の活躍に大いに励まされました。
博士のさらなるご活躍を願っています。
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by kohno-knj | 2005-10-30 18:51 | 物理学