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物理学を専攻している22歳です。大学院生はこんなことを考えています。


by kohno-knj
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原子核って何?

昨日話したように私は原子核理論を専攻しています。
ところが学部の卒業研究では、一般相対論とかHawking輻射とかに
興味を持ってやっていたわけです。
したがって、原子核の勉強は大学院からというわけです。
まだまだ素人ですが頑張りますよ。

さて今日は「原子核って何?」というテーマでお話します。

世の中(我々の宇宙)にある物は、すべて原子からできている。
これは中学校ぐらいで聞い記憶があると思います。
このことは、だいたい19世紀の終わりまでにわかっていました。
ところが、この原子というやつはほぼ100種類も存在し、
その性質にはある周期的なものがありました。

科学者、特に物理学者たちは、
このようなことは原子がもっと小さな粒子からできている
と考えれば説明がつくのではと考えました。
そして、この考えは20世紀の初めにラザフォードの実験によって
証明されました。

この実験によって原子は、
非常に重く正の電気を持った中心にある原子核と、
その周りの負の電荷を持った電子からできていることがわかったのです。

このような形で原子核は科学の歴史に登場したのです。

原子核というのは、この宇宙に存在するもの全てに存在するのです。
原子核の研究が大切に思えてきたましたか?
実は私はまだ大切なことを言ってません。
今日はこれぐらいにしときますか。
次回に続くということで…。

もっと知りたい方は本屋でブルーバックスの原子核の本を探してみてください。
入門的な原子核の専門書としてよいのは、
「素粒子・原子核物理学入門」 シュプリンガー・フェアラーク
という本がいいと思います。(ライフログ参照)
えっ!素粒子って何?
と思った方はするどい!
実はこれが私の話していない大切なことに関係しているのです。
by kohno-knj | 2005-04-23 23:29 | 物理学