人気ブログランキング | 話題のタグを見る

物理学を専攻している22歳です。大学院生はこんなことを考えています。


by kohno-knj
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

秋ですね。

肌寒くなってきた今日この頃。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

夏の思い出でも語りますか。

8月6日~11日
東京に行ってきましたよ。
夏の学校+友達んち
石原伸晃に会いました。衆議院が解散した直後でした。

8月13日~14日
毎年恒例”宗近キャンプ”
今年は能古島へ行ってきました。
バナナボートふぉー!!

8月14日~23日??
実家に帰ってました。
泳いだり、飲んだり。
シークレットラブふぉー!!

そして、退屈な日々…。

9月16日
夏の学校報告会。
まぁ無難にこなしたつもり。
K中間子ふぉー!!

9月20日~23日
再び帰省。
風が強くて車が前に進みませんでした。
アクアビートふぉー!!

そんな感じの夏休みでした。
# by kohno-knj | 2005-10-09 23:06 | 独り言

星の中の超伝導

最近blogを書く回数が少なくなりました・・・。

申し訳ない。。。

なんとなく忙しいんですよね。(言い訳です)

まぁできるだけ書いていくんでよろしく。

さてさて今日のテーマは

「星の中の超伝導」

です。

うーん。難しそう・・・。

その通り!難しいんですよ。
私もわかっていません。

今日のあった原子核セミナーのテーマだったのです。
それで聞いたお話をまとめておきます。

「物質の基本的構成要素はクォークという素粒子である!」

ということは以前にお話しました。

このクォークとクォークが従う運動法則を記述しているのが、
量子色力学(QCD)といわれる理論です。
(ちなみにSU(3)のゲージ理論です。)

そして不思議なことに、
我々の世界においてはクォークは単独では存在せず、
いくつか集まって陽子や中性子を構成しています。

通常の(我々が生活しているような)世界においては、
クォークとクォークの間に働く力はものすごく強いのです。

したがって単独で取り出すことができないのです。

ところが宇宙初期の非常に高温な世界や、
中性子星のような非常に高密度な世界では、
どうやら様子が違うようです。

このような世界では相転移が起こると考えられます。

相転移って?

相転移というのは、
水が温度によって氷や水蒸気になるような現象のことです。
同じH2Oであるけれど性質はまったく違いますよね。

このようにクォーク物質も相転移を起こします。

非常に高温ではクォークが
単独である程度自由に振舞うことができます。
これをクォーク・グルーオンプラズマと言います。

一方、非常に高密度では
クォーク同士が対を作り、カラー超伝導という現象を起こします。

超伝導とは?

超伝導状態の物質に電流を流すと永遠に流れ続けます。
これが超伝導の特徴です。
超伝導物質で電線を作ったら、どんなに経済的か!!

クォークのカラー超伝導とはこれに似たようなものと考えてください。

実は今述べたような高密度な状態は、
現在の人類はつくることができません。

このような状態がクォーク物質に存在するというのは、
最新の理論による計算結果です。

しかし物理と言うのは数学ではないので、
理論計算の結果だけではダメです!!!

実験により観測されなければなりません。
けれど人類はこのような高密度状態は作れないのです。(今のところ)

そういう場合、我々はその答えを宇宙に求めます。

宇宙には信じられない高温や高密度があったりするのです。

そして、この高密度状態が実現されているのが中性子星なのです。

中性子星って?

簡単には太陽より重いくせに月より小さいような星です。
つまり高密度なわけです。

したがって、クォーク物質のカラー超伝導があるなら、
中性子星に何らかの影響を及ぼすはずです。

そこで中性子星をもっと観測する必要があるわけです。

現在の研究はこの辺までです。

これから先は今後の研究しだいです。

カラー超伝導がホントに存在するのか!?

結論を早く知りたいものです。
# by kohno-knj | 2005-06-04 00:23 | 物理学

なつかしいなぁ

中学、高校の時にジュニアリーダー(JL)という組織に所属していました。

このJLという組織は、地域の行事のボランティアや
小学生たちの指導やレクリエーション指導をするという
中高生で構成されて団体です。

正式に表現すると、
「杵築市ジュニアリーダークラブ」
に私は所属していました。

JLという組織は、全国各地にありまして、
年に1度は全国とか九州地区とか各県とかで集まり、
指導方法を検討したり、新しいレクリエーションを考えたりと、
その活動は全国規模なわけです。

私が杵築のJLに入った頃は、深刻な状況にありました。
人数は私を含めて4名ぐらいではなかったかと記憶しています。

その人数ですから、県や九州地区の集まりには参加していない状況にありました。

それから友人たちと協力し合い活動していく中で
私たちが引退するときには、
県内最大の人数を有する団体になっていました。

高校卒業と同時に引退し、大学1年のときに1度だけ活動に参加しました。
それから約4年の時が経過しています。

先日ふとこのJLのことを思い出したのです。

そしてネット上で検索をかけてみると…

……

ありました!

現在も杵築JLは県内最大の人数で活動をしているようです。

よしまさ!知ってた??

こんなサイトがありました。


大分県内のジュニアリーダー


いやーなつかしい気持ちになりました。
シニアリーダーとかあるんだねー。
なつかしい人達が写真に写ってましたよ。

今度、地元に帰ったら顔を出してみらん???
# by kohno-knj | 2005-05-24 23:04 | 独り言

創造

久しぶりの更新です。
1週間ぶりぐらいですかね。

さて今日は創造するというテーマについてお話します。

創造という言葉を辞書で調べてみると、

1 新しいものをつくり出すこと。
「文化を創造する」「創造的な仕事」「創造力」

2 神が宇宙・万物をつくること。
「天地創造」

という意味があるようです。

「人間は何かを創造して1人前である。」

私はこのように思っているわけです。
(もちろんここでの創造は1の意味です。)

私のように長いこと学生をやっていると、
ついつい創造を忘れがちになります。

じっさい多くの学生がそうです。
いやだから学生が悪いといっているのではないですよ。

創造する前に勉強するのは必ず必要な過程です。
勉強せずに創造しても、ろくなモノができません。
(まれに勉強なしに創造できる人がいるようですが。)

学生はこのことを意識しているかが大切であり、
数年後の将来を左右するでしょう。

今現在働いている人の中にも創造していない人はいます。
与えられた仕事だけをこなしている人とかね。

少しでも自ら考え工夫している人は、間違いなく創造しています。
わずかな工夫が創造につながるはずです。

創造したモノのの金銭的価値は重要ではありません。
金銭的価値などというものは、その時の社会状況で変化するものですからね。

大切なのは不変な何かを創造することです。

どんな人から見ても、どんな座標からみても
不変なものっていうのは美しいものです。

例えば球はその典型でしょう。

もちろん、ここでいう不変というのは形に限りませんよ。
厳密には形あるものは絶対に不変ではありませんから。
(物理学的に不変なものというのは基本的にスカラーのはずですから。)

ちょっと話がそれましたね。。。。申し訳ない。

まぁいずれにしろ、創造することが大切なのです。

不変なものを1つでも創造できたのなら、
それは宇宙が終わるまで必ず残ります。

音楽、詩、絵画、建築、etc...
定理、法則、etc...

まぁ不変なモノを創造するのはあくまで最終目標です。
今は不変でなくても創造すること、
もしくは創造しようとすることが大切です。

あなたは創造していますか?
# by kohno-knj | 2005-05-21 22:55 | 独り言

宇宙に行ってきました。

宇宙に行ってきました。
と言ってもスペースワールドなんですけどね。

高2のときに友人たちと行って以来ですので、
まぁ約5年ぶりぐらいですかね。

うちの研究室の恒例の行事の1つに
新歓遠足というのがあって、
今年はスペースワールドに行ったというわけです。
ちなみに目的地はM1が決めます。

行く前は

研究室のメンバーで行って楽しめるのか!?

と思っていたのですが、
意外と楽しめました。

いやむしろ満喫してきました。
水のやつでびしょ濡れにはなりましたが。。。
タイタンには3回乗りました。

なんといってもS助教授はジェットコースターが大好きのようでした。
一方、O助手は絶叫系はまったくダメで退屈そうでしたが…。

え!Y教授ですか?

Y教授も楽しんでましたね。
けど年齢的なものもありますからね。
後半はしんどそうでしたよ。。。

というわけで、

平日にもかかわらず原子核理論研究室のメンバーは、
総出でスペースワールドで遊んでいました。

たまには研究そっちのけで遊ぶのもいいですよね。

この自由な感じから自由な発想が生まれるわけですよ。
そして明日からの研究につながっていくわけです。

↑決して言い訳じゃぁないですよ…。

タイタンの乗り場からの風景
宇宙に行ってきました。_d0031806_1950169.jpg

タイタンのコース
宇宙に行ってきました。_d0031806_19494590.jpg

# by kohno-knj | 2005-05-13 19:52 | 独り言